Montreux Jazz Festival Japan 2017

大人が集まり楽しめる場所と「文化」を創りたい

 

モントルー・ジャズ・フェスティバル(MJF)は、今年51回目を終えたばかりの世界最大級の音楽イベント。レマン湖畔のリゾート地モントルー(スイス)で繰り広げられる祭典では、世界中から集まる音楽ファンが16日間に渡り熱狂するという。本国のコンセプトに共感し、2年前から主催・企画制作を担う(株)ヴィジュアルノーツの代表取締役、原田潤一さんにお話を伺いました。

 

 

 

株式会社VISUALNOTES 代表取締役  

 

Montreux Jazz Festival Japan CEO and Executive Producer 原田 潤一さん


 

本国のMJFはいまやステイタス

 

 スイスでMJFが始まったのは今から50年前の1967年。それまでモントルーはスキーリゾートとして人気の観光地でしたが、夏は閑散としてしまうことが悩みでした。ある時、地元観光局に勤めていたフェスの創始者、クロード・ノブス氏は、何か良い案を考えるよう命じられます。そこで、大のJAZZファンだった彼はMJFを企画しました。初回は3日で1200人ほどの集客でしたが、フェスでの録音によるビル・エヴァンスのアルバム『At TheMontreux Jazz Festival』のヒットも手伝い年々規模が拡大し、今では毎年25万人以上が集う、世界が注目するイベントとなりました。

 

目指すのは「大人が楽しめる文化」の創造

 

 本国のMJFが大切にしている「diversity=多様性」と「improvisation=即興性」に共感し、ぜひ日本でもこのイベントを根付かせ、大人が楽しめる都市型フェスを文化として確立したいと思い、企画制作に名乗りをあげました。近年、日本では地方発信のJAZZフェスも増え、各サマフェスのブランド力も高まっていますが、それらのメインターゲットは若者。でも40代、50代、それ以上の世代も同じように音楽に興味があり、音楽を含む「文化」に対して、むしろ若い頃よりも積極的なエネル

ギーに満ちています。そんな大人世代が集まり、心から楽しめる場所を創るのが私たちの目標です。

 

この秋、恵比寿で開催されるMJFJ2017が見逃せない!

 

 まず初日のMATTHEW HERBERT BREXIT BIGBANDはオススメです。前衛的なクラブ系テクノで知られる彼ですが、ビッグバンドでの出演は貴重。バンド名からもわかるように、イギリスのEU離脱という政治的背景がコンセプトにあります。そういう意味でも今回のライブは注目度大。2日目の、初来日となる若干14歳の天才ジャズピアニスト、JOEY ALEXANDERのピアノ・トリオも見逃せません。コアなジャズファンの間では話題沸騰中で、大物アーティストも注目しています。子供だからと色眼鏡で見るのではなく、彼の実力をぜひ体感して下さい。

 そして今年最大の目玉は、リオ五輪閉会式の「君が代」が記憶に新しい、最終日登場の三宅純。グローバルに活動中で超多忙なため、3年越しで出演まで漕ぎ着けました。総勢16名で構成されるステージは圧巻ですよ。その他の出演アーティストはオフィシャルサイトで随時お知らせしますので、ぜひチェックしてみて下さい。

 さらに、フェスティバルのシンボルとなるキービジュアルを、お笑いコンビ “キングコング” の一員として、また、絵本作家としても活躍中の西野亮廣が担当。こちらもぜひお見逃しなく!

(取材・文 花摘麻理)

 

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Montreux Jazz Festival Japan 2017

11月3日(金・祝)・4日(土)・5日(日)

会場:恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール

主催:モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2017実行委員会

企画制作:VISUALNOTES

協賛:ARBAN / チューリッヒ生命

後援:J-WAVE / WOWOW / 在日スイス大使館 / スイス政府観光局

お問い合わせ:ディスクガレージ カスタマーセンター

       TEL : 050-5533-0888 (平日12:00~19:00)

オフィシャルサイト:www.montreuxjazz.jp

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住民に愛される地域密着型ジム

「人が集まる場」を作りたかった。

 

チャンピオンの育成にとどまらず、真の人間教育を目指す新田さん。

今回は地域との関わり方や、試合の魅力について伺いました!

 

 

 

川崎新田ボクシングジム会長  

 

日本プロボクシング協会事務局長  新田渉世さん


 

—「地域密着型」のボクシングジムは珍しいですね。

 

 例えばチーム名に地名がついているサッカーや野球なら、地域一丸となって応援しやすいですよね。

でもボクシングは個人競技ということもあり、地域密着型にはなりにくいスポーツです。

 ですが、選手達はボクサーであると同時に一市民。多くの人に支えられているという感謝の気持ちを忘れて欲しくありません。そこで、当ジムの選手たちは、できるだけ地域行事に参加します。ジョギング時に防犯パトロール隊のベストを着用し、皆さんの安全にも微力ながら貢献させて頂いています。近隣の子ども達にも顔を覚えてもらえるので、選手のモチベーションにも繫がるんですよ。

 

—ボクシング初心者でも、試合観戦を楽しめますか?

 

 もちろんです! ただ、知らない人同士のパンチの打ち合いじゃ、さすがに興味が湧かないですよね。どういう選手が試合をするのか、それぞれが何を賭けてリングに上がるのか、できるだけ選手についての情報を集めてから観れば、俄然面白くなると思います。

 また、テレビでは上級選手同士の試合しか放送されませんが、生なら「4回戦ボーイ」と呼ばれる駆け出しの選手の試合から観ることができます。だんだんレベルの高い試合になるにつれ、明らかにスピードや身のこなしが違ってきますので、そこに注目するのも面白いと思います。

 

—『MUSIC! MUSIC! MUSIC!』は音楽好きな読者が多いのですが、新田さんにとっての音楽とは?

 

 基本的に、元気や勇気をくれる存在です。最近は忙しくてあまり音楽を楽しむ時間がとれませんが、尾崎豊、佐野元春、浜田省吾などを聴いてきました。80年代の洋楽も好きです。

 大のカラオケファンで、ゆずの曲を良く歌います。じつは、DAMの『栄光の架け橋』(フジテレビバージョン)の映像に出演しているので、ぜひ機会があったらチェックしてみて下さい(笑)。

            (取材・文/花摘麻理)

 

【取材後記】——————————————————————————————————————————————————————————————

 小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩3分(JR登戸駅から徒歩6分)にある新田ボクシングジムは、駅チカということもあり、地域の方々の日常に自然に溶け込む親しみやすいジム。取材当日も、健康増進やダイエットを目的とする「オヤジクラスコース」の生徒さん達が、仕事帰りに真剣かつ楽しそうにトレーニングをしていました。他にも「女性コース」や「キッズクラスコース」などもあり、あらゆるニーズに対応。まさに「人が集まる場」を実践しています。また、他のジムにはない特徴として、メンタルトレーニングコーチによるサポートも充実。心・技・体をバランス良く強化することに重点を置く、理想的なジムでした。 http://www.nittagym.com/


 

福島の〝食〟は安全だということを

多くの人に理解してもらいたい。

 

風評被害は情報不足による思い込みによって起きてしまう。

それを払拭するために情報を発信し続けていきます。

 

 

 

カタログハウスの店 代表  斎藤憶良


 

——カタログハウスさんと言えば「通販生活」ですが、店舗もあったんですね。

 

斎藤 通販の雑誌というのはほとんどが無料ですが、「通販生活」はめずらしく有料の雑誌なんです。それだけにファンの多い雑誌で、そうした読者の方々の「実際に触ってみたい、試したい」というご要望にお応えする形で、1992年に中野にオープンしました。現在は代々木と大阪の難波に2店舗ありますが、お客様の大半は「通販生活」の読者です。

 

——代々木店はB2が「カタログハウスの店」、B1が「本日!福島」とありますが。

 

斎藤 「本日!福島」というのはカタログハウスの福島応援ショップです。

 弊社は1995年から福島のお米農家と提携し、毎年福島産のお米を売ってきたのですが、2011年に東日本大震災及び福島第一原発の事故が起こり、たいへん厳しい状況に立たされました。「通販生活」では長年チェルノブイリの子どもたちの支援活動をしてきたので、福島に対しても何かできることはないか、との思いで立ち上げたのが「本日!福島」なのです。

 お米だけでなく、野菜や果物、お酒、調味料や乾物類、工芸品など、福島産の物を売ることで福島を応援しています。週末を中心に福島の生産者、メーカーの方にお店に来ていただき、実演試食販売会なども開催していますので、ぜひお立ち寄りください。

 

——最後に、MUSIC! MUSIC! MUSIC!についてひと言いただけますか。

 

斎藤 「がんばっている人を応援する、世の中の役に立つ情報を発信する」をコンセプトとしたフリーペーパー。「本日!福島」とまったく同じです。ましてやミュージシャンの情報が中心と言うんですから、音楽好きとしてはたまりません。

 小学6年の時にギルバート・オサリバンの「アローンアゲイン」に心を鷲掴みにされて以来、音楽とは長い付き合いです。出張の時など、ライブが見たくても、どこでどういう音楽が聴けるか分からない。情報が足りない。こういうフリーペーパーは貴重です。お互い情報を発信し続け、世の中の役に立てるようがんばりましょう。


 

街を音楽でいっぱいにしたい

もっと音楽を楽しみたい

 

その気持ちが、地域振興と同時にエンターテインメントを

応援することに繋がると思います。

 

 

 

サウンドクルージングミナト 実行委員長  木伏  則夫


 

——サウンドクルージングミナトの成り立ちは?

 

木伏 六本木のジャズクラブのオーナー有志により、『六本木ジャズクルージング』という街フェスとして1999年にスタートしました。それが徐々にジャズというジャンルだけではなくロックやソウル、R&Bやシャンソンなどもっと幅広い音楽を楽しみたいという声が高まりましてね。赤坂、六本木近辺には非常にクオリティの高い音楽が手の届く距離で聴けるお店がたくさんあります。ミュージシャンも大勢います。そういう場所があるのに、「音楽が好きで手軽にライブを楽しみたいけど、どこに行っていいのか…」という方も実はけっこういらっしゃるんです。そうした音楽ファンとライブハウスの架け橋になれたら面白いなと思いまして、『サウンドクルージングミナト』と呼び名を変え、2013年に再スタートを切ったんです。

 

——具体的にどういう仕組みなのでしょうか?

 

木伏 ミナトというのは港区のことです。赤坂、六本木を有する港区にとってエンターテインメントは大きな産業のひとつなんです。そうしたこともあり、区も一役担うというカタチで「港区文化芸術活動サポート事業」として今年で3年連続の助成を受けています。区を上げて全国の音楽ファンを港区にお招きし、一流の生演奏を体感していただきたい、そうして音楽ファンがまた港区に音楽を聴きに足を運んでくれることにより、エンターテインメント産業の活性化に繋げたいという主旨なのです。

 期間中は、区外の新規エリア、銀座を含め40カ所を超えるクルーズ店、イベント会場にパスポート1枚で自由に出入りできます。全部違う場所でも、はたまた同じ場所に何度でもということも可能です。お気に入りの演奏を聴きに行くのも良し、行ったことのないクルーズ店を覗き、新たなミュージシャンとの出会い、音楽ジャンルの発見をするのも良しです。

 日本はエンターテインメント、特にミュージシャンに対してのリスペクトがとても低い。素晴らしいパフォーマンスを持っていても生活は楽じゃないというのが現状です。また、音楽ファンが仕事帰りにゆっくりと音楽が堪能できない、それは日々の仕事に追われて時間的な余裕がないということもあるとは思いますが、音楽業界の意図せずして醸し出している敷居の高さのようなものも感じます。私たちはこのイベントを通じて、もっと手軽に音楽を楽しんでもらいたい、ミュージシャン・お店・音楽ファンの新たな出会いが生まれることにより港区、将来的には東京をを楽しくしたい、そう願っています。

 

——最後に、MUSIC! MUSIC! MUSIC!についてひと言いただけますか。

 

木伏 もっと手軽に身近に音楽を楽しみたい、そのためには音楽業界を盛り上げなければいけない、まさに思いは同じです。どこに行けばどういう音楽が聴けるのか、情報が足りない。毎日どこかでワクワクするような演奏が繰り広げられているのに、それがどこか分からない。ミュージシャン、ライブハウス、そして何より音楽ファンにとってうれしい情報誌だと思います。隔月刊で発行ということですが、音楽業界の一助となれるよう、お互いがんばっていきましょう。